景色自慢の高架橋、供用開始 “台湾一美しい駅”に隣接/台東

【観光】 2020/05/28 18:44 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
28日に供用が始まった全長約2.7キロの高架橋=台湾東部・台東県

28日に供用が始まった全長約2.7キロの高架橋=台湾東部・台東県

(台東中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)南廻線の一部区間で建設が進められていた全長約2.7キロの高架橋が28日、供用開始された。一方に太平洋、もう一方に山を見晴らせる景色自慢の区間で、台東駅を出発した最初の列車が通過すると、関係者らは口々に「きれい」と歓声を上げた。

南廻線は、台東(東部・台東県)と枋寮(南部・屏東県)を結ぶ路線。沿線に“台湾で最も美しい駅”と呼ばれる多良駅(台東県)があることで知られる。同駅は山の斜面を利用して建てられており、2階のプラットホームからは海景色を見晴らすことができる。2006年に廃駅となったが、景観の美しさで今もなお、観光スポットとして多くの鉄道ファンを引き付けている。

高架区間の開通に伴い、同駅に隣接する多良1号トンネルは28日午前0時、その役目に終止符を打った。鉄道局東工処によれば、同トンネルは40年近く使われてきたが、台鉄が推進する電化工事に必要な設備を設置するには高さも幅も足りず、代替案となった高架橋の建設工事が2017年に着工した。設計に当たっては、車窓からの風景を妨げないよう、電柱の設置場所などに配慮したという。

(盧太城/編集:塚越西穂)