台湾・屏東の初マグロ、過去最高額に 新型コロナに心痛める篤志家が落札

【観光】 2020/04/18 12:05 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾・屏東でマグロ初競り、228万6000台湾元と過去最高額に=東港区漁会提供

台湾・屏東でマグロ初競り、228万6000台湾元と過去最高額に=東港区漁会提供

(屏東中央社)台湾有数のマグロ漁港、屏東県東港で16日、その年で最初に水揚げされる「初マグロ」の競りが行われ、重さ254.4キロのクロマグロが228万6000台湾元(約820万円)で落札された。1キロ当たりの単価は9000元(約3万2000円)で、過去最高額を更新。新型コロナウイルスの影響を受け、いい値はつかないと予想していた漁業関係者を元気づける結果となった。

落札したのは、北東部・宜蘭県の実業家、鄭金池さん。これまでにも地元、南方澳の初マグロを4回競り落とし、貧困家庭に振る舞うなどしてきた篤志家だ。今年は、疲弊した魚市場を活気付けて漁民の苦労をねぎらおうと、あえて屏東に足を運んだ。落札したクロマグロは、母校の屏東農業専科学校(現・屏東科技大学)に寄贈するほか、一部を貧困層の高齢者にも届ける予定だという。

今年の競りは、新型コロナ対策のため関係者のみで行われ、その様子をライブ放送する形式がとられた。

(郭シセン/編集:塚越西穂)