イタリア、台湾の航空会社乗り入れを一時禁止 新型コロナ対策で

【観光】 2020/02/01 20:37 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
外交部の欧江安報道官

外交部の欧江安報道官

(ローマ中央社)イタリアの航空当局は先月31日、世界的に感染が拡大する新型コロナウイルスへの対策として、台湾など一部の航空会社の乗り入れを暫定的に禁止すると発表した。これを受けて 外交部(外務省)の欧江安報道官は同日、イタリア政府の認識に誤りがあると指摘。決定を改めるよう働き掛ける姿勢を示した。

イタリアへの乗り入れ禁止の対象となるのは台湾のほか、中国、香港、マカオの航空会社7社。期間は2月2日から4月28日まで。台湾はチャイナエアライン(中華航空)のほか、2月中旬にミラノ直行便の就航を予定していたエバー(長栄)航空が影響を受ける。

チャイナエアラインイタリア支社の呉順益総経理(社長)によると、同局が7社を集めて開いた臨時会議で、台湾とイタリアを結ぶ航路は中国と無関係で、管理体制も良好だと説明したが、聞き入れられなかったという。

同社はイタリア航空当局の同意の下、2日に乗客のいない旅客機をローマに向かわせ、現地に足止めされた旅客を乗せて3日に帰路に着く予定。今後の運航スケジュールについては同社の公式ウェブサイトなどで確認してほしいとしている。

欧氏は、台湾よりも多数の感染者が確認された国が制限を受けていないと述べ、双方の対話ルートを通して意思疎通を図り、イタリア政府の誤解を解いていきたいとしている。

なお、ベトナムも1日午後、台湾の旅客受け入れを同日から5月1日まで停止すると突如通知して旅行業界を動揺させたが、同日中にその決定を取り消した。ダナン行きの星宇航空(スターラックス)が離陸を取りやめたほか、チャイナエアラインやユニー(立栄)航空も影響を受けた。

(黄雅詩、余暁涵、顧セン/編集:塚越西穂)