台南の水道施設跡、博物館に 来月10日開園 日本統治時代建設/台湾

【観光】 2019/09/18 12:14 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
旧台南水道の敷地内にある建物

旧台南水道の敷地内にある建物

(台南 18日 中央社)日本統治時代に建設された南部・台南市の水道施設跡「旧台南水道」が「山上花園水道博物館」として生まれ変わり、来月10日に開園する。当時から残る水道設備を展示し、かつての台南の水道水がどのように作られていたのか紹介するほか、屋外は花園として整備し、憩いの場を提供する。

旧台南水道は1922(大正11)年に完成。戦後の82年まで稼働が続けられた。2005年に国定古跡に登録されたが、所有権などが水道事業者と行政に分散されていたために、公開は一部区域のみにとどまっていた。14年に水道事業者が建物や設備を台南市に譲渡したのを機に市は全体的な整備計画に着手し、中央政府と共同で修繕工事を進めていた。

敷地は「博物館エリア」と「花園エリア」に分かれ、博物館エリアでは浄水池や量水器室、ろ過施設などを見学できる。水道設備は役目を終えて長い時間が経っているが、保存状態は良好だという。ガイドサービスや双方向の解説設備も導入される。

台南市政府文化局の葉沢山局長は、同館が台南の新たな文化的観光名所になればと期待を寄せている。

(楊思瑞/編集:名切千絵)