金門、新たな客層開拓へ 中国当局の旅行規制受け/台湾

【観光】 2019/08/16 19:06 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
金門各地の観光スポットを回るツアーの参加者ら=資料写真

金門各地の観光スポットを回るツアーの参加者ら=資料写真

(金門 16日 中央社)中国が今月1日から台湾への個人旅行の許可を停止したのを受け、これによって大きな打撃を受けることになる離島・金門が、新たな客層の開拓に力を入れている。同県政府観光処は、国内や北東・東南アジアを対象とした観光政策を打ち出したり、団体や企業の研修の場として提供したりすることで、金門観光の可能性を広げたいとしている。

中国から台湾への個人旅行は許可証の取得を条件として2011年に上海など一部の大都市で解禁され、対象都市はこれまでに47都市に拡大されていた。台湾の離島と中国大陸を結ぶ渡航ルート「小三通」が利用できる金門への旅行は20都市で認められていた。同処によると、今年小三通を利用して金門を訪れた中国人旅行者の70%が個人旅行だった。

同処の丁健剛処長は同県の打開策として、楊鎮ゴ県長が12日に北京で中国の対台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室に対岸のアモイなどと共催する旅行イベントの続行を嘆願したと説明。また、アモイで飛行機の乗り継ぎをする旅行者を対象に実施されている72~144時間以内のトランジットビザ免除措置を利用し、世界の観光客をアモイから金門に呼び込むことにも意欲を示した。(ゴ=さんずいに吾)

(黄慧敏/編集:塚越西穂)