エバー前会長の新航空会社、エアバスA350型17機購入 路線充実目指す

【観光】 2019/03/20 15:26 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
契約締結を喜ぶ星宇航空の張国イ董事長(右)とエアバスの代表ら

契約締結を喜ぶ星宇航空の張国イ董事長(右)とエアバスの代表ら

(台北 20日 中央社)エバー(長栄)航空の前董事長(会長)、張国イ氏が昨年5月に設立した航空会社「星宇航空」(スターラックス)は19日、欧州航空機大手エアバスとワイドボディー機「A350 XWB」17機の購入契約を締結した。来年初めに1番機を就航させる予定の星宇航空。張氏は路線網を素早く構築することこそが競争力強化につながると意気込んだ。将来的には、最低でも全路線1日1便を運航させるという。(イ=火へんに韋)

エアバスによれば、星宇航空による今回の購入は台湾の航空会社がエアバス機を購入する案件の規模としては過去最大。台湾の航空2強、チャイナエアライン(中華航空)とエバー航空はいずれも30機以上のエアバス機を導入しているがリース機も含まれており、購入はこれまで14機が最多だったという。

星宇航空が購入したのは、「A350-900」5機と「A350-1000」12機で、台湾の航空会社がA350-1000を導入するのは初めて。パイロットの資格を持つ張氏は昨年、エアバスの提案でA350-1000を韓国・ソウルから台湾まで試乗。その性能と操縦性の良さを称賛していた。ナローボディー機「A321neo」10機のリース契約もすでに結んでおり、2024年までに27機体制を構築する。

だが張氏は19日の会見で27機では足りないとし、航空機をさらに拡充する方針を明かした。今回の購入で航空機の調達における第1段階を終え、今後は第2段階に突入すると説明。2030年までにさらに23機導入し、50機体制を確立させるという。

世界で最良の航空会社を目指すという張氏。ハイエンド市場に照準を合わせるとしつつ、価格については、高過ぎて手が届かないというものではないと話し、同価格帯でも他社より良いサービスを提供すると品質で差別化を図る姿勢を示した。

初期は北東アジア、東南アジア、香港・マカオ路線を中心に展開し、2022年以降は米国への長距離便も就航させる。早ければ今年11~12月にも航空券の販売を開始する見通し。

(汪淑芬/編集:楊千慧)