日本時代の広大な水道施設、全域で修復完了 年内にも一般公開へ/台湾

【観光】 2019/02/22 16:10 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
ろ過装置が入る建物=台南市文化資産管理処提供

ろ過装置が入る建物=台南市文化資産管理処提供

(台南 22日 中央社)日本統治時代に建設された南部・台南市の広大な水道施設跡「旧台南水道」で、9年がかりで段階的に進められてきた修復工事が今月完了し、景観整備を残すのみとなった。年内には、全エリアの一般公開が可能になる見通し。

同施設の建設に当たっては、台湾総督府の英国人衛生顧問、ウィリアム・バートンと日本人技師の浜野弥四郎が1897(明治30)年から水質調査を開始。1912(大正元)年に着工し、22(同11)年に竣工した。戦後は水道事業者に引き継がれて稼働が続けられていたが、新しい水道施設が完成したことで82年に役目を終えた。2005年に国定古跡に登録され、14年に水道事業者から台南市へ譲渡された。

敷地面積は約56ヘクタールで、浄水池や量水器室、180段余りの大階段などがある「浄水池」と、ろ過施設や事務所などがある「水源地」に分かれる。10年に始まった浄水池の修復工事は13年に終了し、一部を除いて見学ができるようになっている。今月完成の水源地は、16年から修復工事が始まっていた。

(張栄祥/編集:塚越西穂)