中華航空 3度目の労使協議、14日に持ち越し ストは続行/台湾

【観光】 2019/02/13 18:51 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
13日の協議後、握手をするチャイナエアラインの謝世謙総経理(右)と桃園市機師職業工会の陳バイバイ常務理事(バイ=くさかんむりに倍)

13日の協議後、握手をするチャイナエアラインの謝世謙総経理(右)と桃園市機師職業工会の陳バイバイ常務理事(バイ=くさかんむりに倍)

(台北 13日 中央社)チャイナエアライン(中華航空)のパイロットの一部がストライキを続けている問題で、パイロットでつくる労働組合「桃園市機師職業工会」と同社が13日午前1時から正午にかけて交通部(交通省)の仲介の下で行った3度目の労使協議は、労組側が提示する5項目の要求のうち1項目で合意するにとどまり、残る4項目についての話し合いは14日午前に持ち越された。ストは継続される。

合意に達したのは、疲労リスクの高いフライトにおける勤務体制の改善。過去2回の協議では長時間運航時の乗務編成について、飛行時間8時間以上で3人編成、12時間以上で4人編成にすることが取り決められた。今回はこれに加え、長時間運航ではないものの拘束時間が長いと労組側が主張する10路線のうちアンカレッジ―ニューヨーク往復や台北―西安線、台北―パラオ線など5路線について、会社側が人員編成や休憩取得体制の改善に同意した。

労組はこのほかにも、組合員の給与保障や台湾人パイロットの労働権の保障などを訴えているが、労使双方の認識の隔たりが大きく、合意には至らなかった。

長引くストの影響を受け、チャイナエアラインは13日、20日までの欠航便を発表。13日午後6時現在、14~20日に運航が予定されていた計56便の欠航が決まっている。日本路線では14日に台北―鹿児島線、台北―高松線が欠航する。

スト初日の8日から13日までにストに参加したパイロットの数は600人以上で、欠航は140便、遅延は8便に上り、2万人余りの旅客に影響が出ている。

(汪淑芬/編集:塚越西穂)