中華航空、3度目の労使協議へ 長時間運航時の乗務編成改善が焦点/台湾

【観光】 2019/02/12 19:12 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
桃園空港内にあるチャイナエアラインのチェックインカウンター

桃園空港内にあるチャイナエアラインのチェックインカウンター

(台北 12日 中央社)一部のパイロットがストライキを実施している問題で、チャイナエアライン(中華航空)と労働組合は13日午前1時から、交通部(交通省)で3度目の労使協議を行う。争点となっている長時間運航時の乗務編成改善にからみ、労組側が深夜の時間帯での話し合いを要求した。労組は主張を譲らない姿勢を示す一方、会社側も要求の全面的な受け入れはしない方針を示唆している。

パイロットでつくる労組「桃園市機師職業工会」は長時間運航時の乗務編成に関し、3人編成とする飛行時間を「7時間以上」とするよう要求。11日に交通部の仲介で開かれた2度目の労使協議では、3人編成とする飛行時間を「8時間以上」とする前提で合意しつつも、会社側が「未明の時間帯」という条件付きで7時間以上に引き下げることを認めたのに対し、労組側は、着陸回数2回以上の場合、7時間以上で3人編成とするよう要求。会社側はこれを受け入れず、決裂に終わった。

労組の幹部は12日、取材に対し、着陸回数2回を超える7時間以上のフライトを3人編成に改善することは労組側が譲れない一線だと主張する。一方のチャイナエアライン広報担当者は「労組の要求を全てのめば、会社全体が滅びてしまうこともありえる」と述べ、他部門の従業員にも配慮した決定を行う姿勢を示した。

労組は協議開始時間の設定について、会社側の対外的な発言から、長時間運航の過酷さを軽んじる態度が見て取れたからだと説明。丸々8時間にわたって協議するとしている。

ストの影響で、12日は桃園空港、高雄空港、台南空港を発着する計28便が欠航した。12日午後7時の時点で、13日は29便の欠航が決まっている。

(呉欣紜、陳葦庭、邱俊欽/編集:名切千絵)