日本時代の神社付属施設がカフェに 古跡の活用でにぎわい創出/台湾・嘉義

【観光】 2019/01/28 17:22 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
嘉義市で27日営業開始したカフェ「昭和J18」内部の様子

嘉義市で27日営業開始したカフェ「昭和J18」内部の様子

(嘉義 28日 中央社)日本統治時代に南部・嘉義市に嘉義神社付属施設として建設された建物を活用したカフェ「昭和J18」が27日、営業を始めた。建物を管理する市は、文化資産を生かした市の発展に期待を寄せている。

文化部(文化省)によると、嘉義神社の斎館と社務所は1943(昭和18)年建設。戦後は国軍の病院として使われた後、1998年に市定古跡に登録され、修繕を経て2001年に「嘉義市史蹟資料館」として開館した。市文化局は新たな古跡運営のきっかけを作ろうと、運営の民間委託を決め、同施設にはカフェとしての顔が備わった。市が古跡の運営を民間に委託するのは初めて。

27日の開業式典に出席した黄敏恵市長は、放置されている公有スペースの中から運営を民間委託するのに向いている場所を洗い出し、文化観光の盛り上げを図る考えを示した。京都の精神を手本に、伝統と現代性、テクノロジーと文化の兼備を目標とし、民間の力を借りて運営を多元化することで、より多くの名所を生み出し、観光客を呼び込みたいと語った。

市文化局によれば、建物は木造のため、火気の使用は禁止しており、店内で提供されるのは簡単な飲み物や軽食のみ。クリエーティブ商品の販売のほか、文化関連のイベントも行われる。

今月末までは入館無料。2月以降は嘉義市民以外は入館料50台湾元(約178円)がかかるが、館内での飲食や買い物に50元券として使用できる。

(江俊亮/編集:名切千絵)