建築家・坂茂氏が台南市の名誉市民に 美術館設計で文化貢献/台湾

【観光】 2018/12/13 16:21 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
坂茂氏が設計を手掛ける台南市美術館2号館=2018年10月撮影

坂茂氏が設計を手掛ける台南市美術館2号館=2018年10月撮影

(台南 13日 中央社)南部・台南の台南市美術館2号館を設計した日本の建築家、坂茂氏が同市の名誉市民として表彰されることが決まった。同市が12日、発表した。同市の芸術文化に貢献したことが評価された。同市政府文化局は、同館が台南を代表する文化拠点となり、地元の文化を世界に紹介する機会が増えることに期待を寄せている。開館は来年1月27日の予定。

2014年に建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞した坂氏。同年台南市が公募した業者選定プロポーザルで最優秀者に選ばれ、2館構成となる同館の2号館のデザインを手掛けた。設計に当たっては、市の木であるホウオウボクの花をモチーフにした五角形の屋根で台南市の形状を表したほか、あえて変化に富んだ形にして、多様な方向から階段を設けるなど、随所にユニークな工夫が凝らされた。

2号館の所在地は日本統治時代に台南神社が建立された場所で、戦後は忠烈祠や体育館、駐車場などとなっていた。同時代の警察署庁舎をリノベーションした1号館は10月に一足早くプレオープンしている。

(張栄祥/編集:塚越西穂)