国共内戦の最前線・大胆島への上陸 来年3月に本格解禁/台湾

【観光】 2018/11/14 19:22 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
大胆島を訪れる観光客ら

大胆島を訪れる観光客ら

(金門 14日 中央社)国共内戦の最前線として軍政が敷かれ、一般人の上陸が制限されてきた金門県大胆島で始まっていた試験的な観光客受け入れが10月31日で終了した。今後、上陸時間や施設、埠頭の安全性、環境整備、入場料などについての見直しが行われ、来年3月に本格的に解禁される見通し。

金門本島の西約12キロに位置し、中国大陸のアモイから東5キロも離れていない同島。1950年の大二胆戦役や58年の金門砲戦では激しい戦いの舞台となり、今なお多くの軍事施設が残る。島が同県政府に移管された2014年以降も上陸には申請が必要で、観光できる場所も一部に限られていた。

試験的な観光客受け入れは7月26日から開始された。船の欠航や申込者がいなかった日を除く59日間の来訪者数は計3061人で、入場料や関連グッズによる収益は累計490万台湾元(約1800万円)に上ったという。

金門県政府観光処は、本格解禁前に改善点の洗い出しと調整を行って島内観光の品質を向上させると説明し、シャトルバスの購入や関連グッズの開発、新たな観光スポットの整備などで観光客を引き付けたいと意欲を示した。受け入れ人数も、これまでの毎日100人から300人に増やす予定だという。

同処によると、11月から来年2月までは、退役軍人や学校などの団体であれば上陸を申請できる。中国人は現時点では受け入れ対象外になっている。

(黄慧敏/編集:塚越西穂)