台湾コーヒーフェス、日本統治時代から続く産地・雲林古坑で

【観光】 2018/11/05 11:34 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
会場で炭火焙煎コーヒーを楽しむ来場者ら

会場で炭火焙煎コーヒーを楽しむ来場者ら

(雲林 5日 中央社)台湾コーヒーの故郷として知られる中部・雲林県古坑で3日と4日、コーヒーフェスティバルが催された。地元のコーヒーの歴史を紹介するエリアや、炭火焙煎(ばいせん)体験エリアなどが設けられ、コーヒーの魅力を伝えた。イベントは10日と11日にも開催される。

地理や気候、湿度など、コーヒーノキの成長に適した条件がそろう古坑。同地では日本統治時代に本格的な栽培が始まり、品質の高さから天皇に献上されたこともあったとされる。戦後、一時期下火になったものの、1980年代末から再び栽培が盛んになり、2003年から収穫期にコーヒーフェスを開催。今年で16回目を数える。

県政府文化処の林孟儀処長は3日、同イベントはコーヒーという新たな娯楽文化をもたらしたと説明。周辺地域の観光促進にもつながっていると意義を話した。

県は県内の斗六、古坑、林内の役所とともに観光振興プロジェクト「雲遊3林」を2015年から推進しており、今年のコーヒーフェスでは、これらの地域をテーマにした食のイベントを併せて開催。国際交流イベントやピクニックなどを通じて同エリアの魅力をアピールする。

また、県は同プロジェクトの一環として、日本発の食の情報誌「食べる通信」の雲林版「雲林食通信」のコーヒー特集号を出版。地元のコーヒーの専門家10人を取り上げ、それぞれの物語を紹介している。

(葉子綱/編集:楊千慧)