「さようなら高雄駅」 仮設駅最終日にファン集まる=地下化完了/台湾

【観光】 2018/10/14 16:31 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
高雄駅の仮設駅で地上を走る列車のラストランを見送る人々

高雄駅の仮設駅で地上を走る列車のラストランを見送る人々

(高雄 14日 中央社)南部・高雄市の高雄駅周辺で2009年から進められていた台湾鉄道の地下化工事が完了し、14日開通した。最終営業日を迎えた仮設駅や地上を走る列車の最後の姿、地下化されてから最初の始発列車の発着を一目見ようと、13日夜から14日早朝にかけて多くの鉄道ファンが新旧ホームに詰め掛けた。

通常は遅い時間になればなるほど、人影がまばらになる仮設駅。だが、13日は夜が深まるにつれて人は増えていった。2002年3月から16年余りにわたって使用された同駅。構内やホームでせわしなく撮影を行う鉄道ファンの姿が見られたほか、最後のメッセージを残そうと掲示板の前には行列ができた。掲示板上には「青春を共に過ごしてくれてありがとう」「さようなら高雄駅」などの文字が並んだ。午後10時27分、潮州(南部・屏東)行きの最終列車が発車。乗り込む人もいれば、ホームに残って列車を見送る人もいた。

14日早朝、始発列車を出迎えようと、新しいホームには多くの人が集まった。午前6時3分に発車する予定だった花蓮行きの自強号(特急)は送電トラブルにより30分余り遅延。だが、列車がホームに近づくと、人々は一斉にカメラを構えた。

13日夜に臨時駅で最終列車を見送り、新駅舎で夜を明かしたという鉄道ファンの男性は、自身が6歳のとき、臨時駅が供用開始となった際の始発列車に乗ったと振り返った。自身の成長と共に高雄駅の変化を見届けてきたというこの男性は、高雄は何も進歩していないという人もいるが、その意見には賛同できないと語った。

地下化されたのは、左営から鳳山までの約15.37キロ区間。踏切7カ所、陸橋・地下道16カ所が廃止されるほか、沿線の再開発も行われる。

(王淑芬、程啓峰、陳朝福/編集:楊千慧)