端午節の風習「午時水」水源枯渇で行えず/台湾・台東

【観光】 2018/06/18 18:48 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
湧き水が枯れている台東県の「玊龍泉」

湧き水が枯れている台東県の「玊龍泉」

(台東 18日 中央社)18日は旧暦5月5日の端午の節句(端午節)。台湾には端午節の正午ごろに汲んだ水「午時水」を飲んで無病息災や運気好転を願う習わしがある。東部・台東県鹿野郷永安村ではこの風習を45年間続けてきたが、今年は村の湧き水「玉龍泉」が雨不足の影響で枯渇したため、行事の取り止めを余儀なくされた。2009年、2015年に続いて3度目の中止だという。

午時水は自然な湧き水が最も良いとされており、各地の有名な水源は毎年、多くの人でにぎわう。玉龍泉は地元の人々から「霊泉」と呼ばれており、毎年村人総出で午時水を汲む風習が続けられてきた。だが、この日の正午、地元民が玉龍泉に向かったところ、湧き水は枯れており、落ち葉がたまっていたという。

永安社区発展協会の廖中勳総幹事は、鹿野地区では昨年末から雨が少なく、玉龍泉は今年の4月中旬から枯渇していたと話す。同地区ではここ数日雨が降ったものの、雨水がまだ十分に地中に浸透していないのではないかとの見方を示した。水が再び湧くのは1カ月ほど先になるとみられるという。

(盧太城/編集:楊千慧)