「天使の涙」異名持つ奥地の湖、水位低下 登山客「まるで目玉焼き」/台湾

【観光】 2018/06/08 11:17 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
空梅雨の影響で水位が低下する嘉明湖=嘉明湖熊出没企業社提供

空梅雨の影響で水位が低下する嘉明湖=嘉明湖熊出没企業社提供

(台東 8日 中央社)東部・台東県の山間部にあり、風景の美しさから「天使の涙」の異名で知られる「嘉明湖」の水位が空梅雨の影響で低下している。湖の面積が縮小し、湖底の一部があらわになった様子を見た登山客からは「目玉焼きのようだ」という声が上がっているという。

同湖は海抜3310メートル地点に位置。流入する川がないため、雨水だけで水位を保っている。台湾では毎年5~6月が梅雨シーズンとされているものの、今年はまとまった雨が少ない空梅雨傾向が続いている。中央気象局のデータによると、同湖周辺の昨年5月の降水量は240ミリだったのに対し、今年は135ミリにとどまった。

同地一帯で長年、荷物運びをする邱冠中さんによれば、先月は水位が一時、通常の半分ほどまで低下。ここ数日は雨に恵まれ、現在の水位は6割程度に回復したものの、満水になるには台風か2日連続の大雨が必要だという。邱さんは、湖が「こんなに痩せ細っているのは初めて見た」と驚きを示した。

(盧太城/編集:楊千慧)