阿里山森林鉄道が黒部峡谷鉄道と乗車券無料交換 観光相互促進に期待/台湾

【観光】 2018/05/08 19:20 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
阿里山森林鉄路の本線(嘉義-十字路)が相次ぐ脱線事故で3月中旬から3カ月運休している。このため、今回のキャンペーンは祝山、神木、沼平の各支線が対象=同鉄道管理処提供

阿里山森林鉄路の本線(嘉義-十字路)が相次ぐ脱線事故で3月中旬から3カ月運休している。このため、今回のキャンペーンは祝山、神木、沼平の各支線が対象=同鉄道管理処提供

(台北 8日 中央社)阿里山森林鉄路(嘉義市)と黒部峡谷鉄道(富山県)は今月5日から、一方の使用済み乗車券をもう一方の乗車券と無料で引き換えるキャンペーンを実施している。キャンペーンを通じて双方の交流を促進し、観光客誘致につなげたい考え。今年11月30日まで。

対象となるのは、黒部峡谷鉄道の宇奈月-欅平間の往復乗車券と、阿里山森林鉄路支線の1日乗車券もしくは2日乗車券。阿里山駅窓口で黒部峡谷鉄道の使用済み乗車券と旅券(パスポート)を提示すれば、阿里山森林鉄路の2日乗車券がもらえる。黒部峡谷鉄道では、宇奈月駅で交換を受け付ける。

両者は2013年に姉妹提携を締結し、翌年から毎年乗車券無料交換を実施している。双方とも長い歴史を有する山岳鉄道であることや、レール幅が同じ762ミリのナローゲージなど複数の共通点を持つ。

台湾では阿里山の世界遺産登録に向けた取り組みが進められている。阿里山森林鉄路を管理する農業委員会林務局は、海外の鉄道と交流を進めることで阿里山森林鉄路の知名度を向上させ、世界遺産登録の可能性を高めることができればと期待を示した。

(余暁涵/編集:楊千慧)