高雄市、日本を参考に観光パス発行へ 再開発地区の観光を促進/台湾

【観光】 2018/03/09 16:51 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
アジア新湾区内の観光名所をつなぐ高雄ライトレール

アジア新湾区内の観光名所をつなぐ高雄ライトレール

(高雄 9日 中央社)高雄市政府は大規模な再開発計画が進む「アジア新湾区」の観光発展を推進しようと、日本の経験を参考にモバイル決済を組み合わせた観光パスを発行する。同市観光局の曽姿ブン局長が8日、市内で開催されたシンポジウムで明らかにした。パス1枚でエリア内の交通機関や観光名所を利用できるようにするほか、商店での優待特典も提供し、同エリアの観光の活性化を図る。(ブン=雨かんむりに文)

曽局長によれば、参考にしたのは、大阪の電車やバスの乗り放題と施設の無料利用がセットになった「大阪周遊パス」や訪日外国人向けIC乗車券「関西ワンパス」など。同市はすでに交通と観光を一つにした個人旅行客向けICカード「台湾おもしろカード」(台湾好玩カー)として高雄ライトレール(LRT)や愛河クルーズなどを利用できる商品を発売しているが、新たなパスでは「LRTで新湾区を周遊」をコンセプトに、観光客に同エリアを深く楽しんでもらえるようにするという。(カー=上の下にト)

シンポジウムに参加した商業施設「ドリームモール」(統一夢時代購物中心)の張国光総経理(社長)は、LRTは同施設や高雄エキシビションセンター、文化エリアの駁二芸術特区、西子湾などの観光名所をつなぎ、沿線では高雄港湾の美しい風景も眺められることから、最も大きな発展価値を有する観光路線になっていると紹介。これらの名所が集まるアジア新湾区の観光産業は、高雄における投資の新たな注目テーマになるだろうと期待を寄せた。

(程啓峰/編集:名切千絵)