昨年はM4以上の有感地震少なく 気象局がかつて不穏な兆候指摘/台湾

【観光】 2018/02/07 15:47 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
郭鎧紋氏

郭鎧紋氏

(台北 7日 中央社)東部・花蓮県の近海で6日夜に発生したマグニチュード(M)6.0の地震。昨年はM4以上の顕著な有感地震が例年より少なく、当時の中央気象局地震観測センター主任、郭鎧紋氏は昨年9月、地震回数が少ないのは良い現象ではないと指摘していた。

気象局の統計によれば、昨年起きたM4以上の顕著な有感地震は50回。そのうちM5以上は15回、M6以上は1回だった。郭氏によると、台湾の地震発生回数は例年M4以上が100回以上、M5以上が約30回、M6以上が約3回で、昨年はやや少なかった。

今年に入ってから観測されたM4以上の顕著な有感地震は7日午後3時現在で40回。郭氏は同日、中央社の取材に対し、昨年の回数と合わせても年平均と比べてまだやや少ないとの見方を示した。

郭氏は2016年2月に起きた台湾南部地震と比較すると、6日夜の地震で放出されたエネルギーには大きな開きがあると話す。南部地震のエネルギーが原子爆弾4個分に相当したのに対し、今回は0.5個分。南部地震で放出されたエネルギーは今回の8倍だったと説明した。

郭氏は、現在の技術では、地震発生の時間や場所を予測することはできないとし、防災意識を高めるよう呼び掛けた。

(汪淑芬/編集:名切千絵)