「糶糴」村、難読地名で脚光 客家文化の歴史的な町並み残る/台湾・屏東県

【観光】 2018/01/21 19:08 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
屏東県政府提供

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(屏東 21日 中央社)台湾南部に位置する屏東県の竹田郷で近年、難読地名の糶糴(ちょうてき)村が脚光を浴びている。同郷は中国大陸広東省などにルーツを持つ客家人(漢民族)の集落。かつては客家人による経済活動の重要な入り口とされ、穀物の集散地でもあったため早くから発展を遂げた。

同地一帯は夏になると、地元を流れる渓流が氾濫し、穀物を積載した船は水が引くまで竹田に穀物を預ける必要があった。これにちなんで同地は最初、穀物を積み重ねるという意味の「頓物」と呼ばれていたが、日本統治時代に竹田に改称されたという。糶糴の二文字について、同郷の傅民雄郷長は、「糶」は穀物の売り出し、「糴」は穀物の購入をそれぞれ意味すると解説。読めない人が多いのがかえって注目を集めているとみられる。

同県政府客家事務処によれば、郷内には200年の歴史を持つ惜字炉(文字を敬い、文字の書かれた紙を焼くための炉)や氏神を祀る施設、水門などの歴史的な街並みが残されている。同県政府は客家文化の観光名所にするため、これらの施設と糶糴村の河口一帯を整備する方針。19日には着工式が行われ、工事には1630万台湾元(約6142万円)が投じられる見通しだという。

(郭シセン/編集:荘麗玲)