日本統治時代に造られた鉄橋、修復作業始まる/台湾・雲林

【観光】 2014/11/12 16:41 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
雲林県政府提供

雲林県政府提供

(雲林 12日 中央社)2012年の台風で大きな被害を受けた「虎尾鉄橋」(雲林県虎尾鎮)の修復作業が11日、開始された。来年4月の完了を目指している。同橋はレール幅の異なる鉄道が線路の一部を共有する「三線軌条」が敷設された台湾唯一の鉄橋。

虎尾鉄橋は日本統治時代の1906(明治39)年にサトウキビを運搬する糖業鉄道の鉄橋として建設された。1982年の鉄道廃止後、2011年に約3000万台湾元(約1億1000万円)あまりをかけて「観光鉄橋」として整備されたが、2012年の台風9号の影響で約50メートルにわたって崩壊し、封鎖されていた。

今回、この橋の歴史的価値を知った電炉メーカー、東和鋼鉄の侯王淑昭最高経営責任者(CEO)が、約1800万元の寄付を決定。文化部が200万元の補助金を出し、修復作業が行われることになった。

雲林県政府文化処は、同じく日本統治時代に建造され、現在修復中の「石亀渓鉄橋」(同県大ヒ郷)と合わせて、新たな観光スポットにしたいと期待を寄せている。(ヒ=土へんに卑)

(葉子綱/編集:杉野浩司)