(新北 19日 中央社)新北市政府交通局は18日、台北メトロ(MRT)環状線で運行予定の試作車両の写真を初めて公開した。車両内部の設計は、より広々とした快適な乗車空間を提供するものになっているという。
同局によると、導入予定の電車車両はイタリアのメーカー「アンサルドブレーダ」によるもので、すでに1編成の試作車両が完成しており、各種テストを経て早ければ来年の10月に台湾に到着する予定だという。
この新車両は、先頭車両に傾斜20度の流線型デザインが用いられており、各車両の窓が大きく、広々として開放的なものになっている。また、省エネのために車体には軽量アルミニウム合金が採用されている。
車内は座席を縦に配置して、通路に1.1メートル以上の広さを確保できるようにしているほか、車両間の移動がスムーズにできる貫通式を採用。乗客が大型のスーツケースなどを置けるように、専用スペースの設置も計画されている。
(王鴻国/編集:杉野浩司)