台東線電化で時間短縮・輸送力アップ

【観光】 2014/06/28 17:46 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台東線電化で時間短縮・輸送力アップ

(台東 28日 中央社)交通部台湾鉄路管理局(台鉄)では東部幹線の花蓮-台東間、台東線の全線電化を受け、日本から導入した振り子式特急電車の「プユマ(普悠瑪)号」を同区間に投入、28日より営業運転が開始された。台北-台東間は片道最速3.5時間に短縮され、輸送量もこれまでの18%向上する。

全長168キロの台東線(別名・花東線)は、1910(明治43)年に花蓮-玉里間の軽便鉄道(762ミリ軌道)として運行が開始され、サトウキビ運搬線として活躍。その後1926(大正15)年に花蓮-台東全線が開通し、台東線と命名された。戦後は1982年に1067ミリ軌道に拡張され、北回線、宜蘭線との直通運転が可能となった。

それから30年以上。4年余りかかった電化工事が完了し、今年4月18日にプユマ号が初めて台東駅に到着。列車愛称の由来でもある原住民(先住民)プユマ族の年長者らに出迎えられた。そしてきょうの全線電化記念式とプユマ号の営業運転開始の日を迎えた。

台北-台東を走る特急・自強号は、プユマ号電車が途中玉里駅のみ停止する“直通”(片道3時間30分、1日往復6本で週末増便)、4駅停車の“半直通”(3時間55分、1日6本)、8駅停車(4時間5分、休日に2本)に分けて運行されるほか、気動車やディーゼル機関車牽引の列車(約5時間)が運行される。

これにより台東地方の交通難も改善され、台北までの輸送能力は平日で18%、休日で40%、南回線も20~30%向上するという。

台鉄では今後導入したプユマ号の全列車を順次投入し、7月初めに行われる国家試験や台東バルーンフェスティバルなどに合わせて本数調整を行うとともに、7月16日から新ダイヤでの運転に移行する予定。

(盧太城/編集:谷口一康)