鉄道ファンが日本時代にルーツ持つ宿舎群の保存呼びかけ/台湾

【観光】 2014/04/06 18:12 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
鉄道ファンが日本時代にルーツ持つ宿舎群の保存呼びかけ/台湾

(彰化 6日 中央社)歴史的建造物がありながらも、今月中に取り壊される予定の台湾鉄路の宿舎群で6日、鉄道ファンらがガイド付き見学会を実施し、日本統治時代にルーツを持つ建物群の保存を訴えた。

彰化台鉄宿舎村と呼ばれる建物群は、1922(大正11)年ごろから西部幹線の要所として栄えた彰化の鉄道職員用宿舎として利用されていたもので、現在も約40棟の建物が残っている。

そのうち、彰化県の文化局から歴史建物として指定されているものは1棟だけだが、木造と鉄筋コンクリート構造の建物が混在する集落には幼稚園も存在し、一つの大きな地域コミュニティーを形成していた。

宿舎群は再開発計画にともない6棟を残して今月にも取り壊される方針。保存を訴える邱明憲さんは隣接する彰化扇型庫とともに保存し、文化パークを整備させたいと呼びかける。

県建設処の陳文慶代理処長は、宿舎群が台鉄の所有物であることから県に決定権はなく、保存のためには台鉄、鉄道ファン、地元住民らの3者による話し合いが必要だと話している。

(呉哲豪/編集:齊藤啓介)