曇り空でご来光お預けも“模擬初日の出”で新年祝う/台湾・台東

【観光】 2014/01/02 14:51 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
2012年1月1日午前5時、初日の出を拝もうと多くの人が集まる台東県三仙台

2012年1月1日午前5時、初日の出を拝もうと多くの人が集まる台東県三仙台

(台東 2日 中央社)14年間連続で初日の出が拝めていない台東県では、一縷(いちる)の望みをかけて海岸沿いに多くの人々がつめかけたものの、あいにくの曇り空に阻まれ、またもや“お預け”となったが、ご来光観賞イベントの主催者がサーチライトを使用した“模擬初日の出”を用意し、集まった観衆にささやかな喜びを与えた。

同県太麻里の海岸には前日からテントを張って夜を過ごした人など5000人がつめかけ、予想日の出時刻の直前には多くの人がカメラや携帯電話などを手にご来光の瞬間を待ち構えたが、水平線近くは分厚い雲に被われ、初日の出は見られなかった。それでものちに雲の切れ間から真っ赤な太陽が顔をのぞかせると、集まった人たちはしきりにシャッターを切った。

3000人が集まった風光明媚な観光地として知られる三仙台でもご来光を拝むことはできなかったが、観賞イベント主催者は漁船をチャーターし、沖合いからサーチライトを投射、朝日が差し込むかのような演出で、新年の気分を盛り上げた。

近年は初日の出と縁がない台東県だが、それでも今年こそはと毎年多くの人々が海岸沿いに集まり、奇跡的な瞬間を待ち構える光景がいわば風物詩となっている。

(盧太城/編集:齊藤啓介)