台湾・阿里山鉄道で多林トンネル貫通式 全線復旧への大きな一歩

【観光】 2013/08/28 18:10 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾・阿里山鉄道で多林トンネル貫通式  全線復旧への大きな一歩

(嘉義 28日 中央社)台湾中南部、嘉義県の阿里山森林鉄路の奮起湖駅(海抜1400m余り)から多林駅(同1500m余り)の間に位置する多林トンネル工事の貫通式および謝土祭が27日行われ、2009年8月の台風災害以来、運行中止を余儀なくされていた同鉄道は全線復旧へ向けて大きな一歩を踏み出した。

嘉義県阿里山地方では4年前、台湾中・南部に上陸した台風8号の影響で驚異的な雨量を記録、一帯には甚大な被害が出たが、阿里山鉄道も多林区間で28ヘクタールにわたる土砂崩れでレールや路床が流され、以来山麓部を除き不通の状態が続いてきた。しかし、復旧工事は着々と進み今年10月、ようやく平地嘉義から奮起湖駅まで開通することになる。

全長487メートルの多林トンネルは1年余りの工事の後、先月31日貫通していたが、安全関連の付帯工事を経てきのう27日関係者による貫通式が行われた。この後も引き続きトンネル内部の防水処理や軌道敷設などの工事が進められ、今年11月にも完成する予定。

なお、最も難易度が高いとされる全長約800メートルの屏遮那トンネルは早くとも来年末に修復が終了する見込み。(屏遮那駅は海抜1700m余り。)

(写真提供=嘉義林区管理処提供)

(編集:谷口一康)