八田技師夫人の像、来月初め除幕式/台湾・台南

【観光】 2013/08/19 14:07 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
八田技師夫人の像、来月初め除幕式/台湾・台南

(台北 19日 中央社)戦前の台湾で水利事業に尽くした八田與一(はったよいち)技師の妻、外代樹(とよき)夫人が夫の建設した烏山頭ダムに身を投げてから68年目を数える今年の9月1日、彫刻家の村井良樹さんが制作した八田夫人のブロンズ像が嘉南農田水利会(台南市)に寄贈・建立されることになった。聯合報が19日付けで伝えた。

台湾南部に大規模な灌漑施設を整え、その人柄と功績が今も称えられている八田與一は1942(昭和17)年、乗船していた陸軍の輸送船が米潜水艦に撃沈され命を落とした。しかし、外代樹夫人はそのまま台湾にとどまり、1945年終戦を迎えて政府から台湾在住者に引き揚げ命令が下されても日本に戻ろうとせず、夫の與一が建設した烏山頭ダムの放水口で跳び下り自殺、夫婦の物語は台湾の人々の語り草となった。

今回寄贈される記念のブロンズ像は当時の写真に基づいて制作された幼い娘を抱きかかえる外代樹夫人の姿で、9月1日烏山頭ダムの八田記念館で除幕式が行われる。

(編集:谷口一康)