日本製で台湾唯一、3線軌条の鉄橋が台風で崩壊

【観光】 2012/08/06 19:02 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
日本製で台湾唯一、3線軌条の鉄橋が台風で崩壊

(雲林 6日 中央社)中部・雲林県にある台湾唯一の3本レール鉄橋「虎尾鉄橋」が先日、台風による水害で崩壊した。同鉄橋が台風で崩壊したのはこの100年間で3回目となる。

この橋は、日本統治時代の1907年にサトウキビを運搬するために建設されたもので、デザインはイギリス人が手がけたという。従来の軌道幅は672ミリだったが、需要増によりもう一本のレール(1067ミリ)が敷かれたことから、台湾では珍しい3線軌条となった。

1942年に一度台風被害で損壊、1959年に再び台風被害を受け、再建の結果、橋の北側がアーチ型、南側が「A」の文字といった異なる形状の橋脚となっている。

昨年9月、3000万台湾元(1千万元=約2616万円)あまりの経費が投入され「観光鉄橋」として変身したばかり。しかし先日台湾に接近した台風9号で橋は50メートルほども崩壊するなど、再度深刻な被害が出た。100年以上の歴史を持つ鉄橋の厳しい運命に台湾の鉄道ファンたちは心を痛めているようだ。