台湾金漫奨、次世代漫画家の初出版作に大賞 日本で受賞しプロの道へ

【社会】 2020/09/29 17:50 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
左から蕭言中さん、NOBI璋さん

左から蕭言中さん、NOBI璋さん

(台北中央社)台湾漫画の最高栄誉とされる「ゴールデン・コミック・アワード」(金漫奨)の第11回授賞式が28日、台北市内で行われ、次世代漫画家とされるNOBI璋(本名:黄俊璋)さんの初の出版作「時渦」が最高賞の年間漫画大賞に輝いた。

秦の時代の中国で、始皇帝に恋人を捕らわれた主人公が不老不死の術を見つけるよう命を受け旅に出るという内容。独特の絵柄とテンポの良いストーリー展開で異彩を放った。

会社員の傍ら、趣味で漫画を描いていたが、2009年、ギャグ漫画「Poor Knight」で講談社のモーニング国際新人漫画賞大賞を受賞。これを機にプロを目指すようになった。「時渦」で2018年、同じく講談社のイブニング新人賞で優秀賞を手にし、昨年11月、台湾で初出版を迎えた。

授賞式でNOBI璋さんは、「漫画の道を進む中、転んでばかりだったけど、助けてくれた人もたくさんいた。より多くの人に台湾の漫画を好きになってほしい」と語った。

このほか、ベテラン漫画家の蕭言中さんに特別貢献賞が贈られた。ドラマにもなった「用九柑仔店」で知られる阮光民さんは、同作で2部門、小説「歩道橋の魔術師」(天橋上的魔術師)を漫画にした「天橋上的魔術師図像版:阮光民巻」で1部門受賞し、3部門受賞を果たした。

主催した文化部(文化省)によれば、今年の応募総数は193点で、前年より74%増えた。

(編集:楊千慧)