家にいながら台湾の博物館の魅力に触れられる映像シリーズ、配信開始

【社会】 2020/09/26 15:13 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
謝駐日代表

謝駐日代表

(東京中央社)台湾を代表する博物館のPR映像に解説と日本語字幕を付けた映像作品「おうちで楽しもう台湾の博物館」シリーズ10本の配信が始まった。日本の青少年を対象としており、コロナ下でもインターネットを通じて台湾文化に触れてもらい、興味を喚起するのが狙い。25日には東京都内の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで一部がお披露目され、謝長廷代表(大使に相当)も作品を鑑賞した。

同センターの王淑芳センター長によると、日本の高校の修学旅行は3分の1が台湾で渡航先のトップ。それにもかかわらず、小中高の授業で台湾について学ぶ機会は少なく、教師も児童生徒も台湾に対する基礎知識に乏しい。同シリーズは、このような状況を改善しようと、日本の大学教授らが立ち上げた「日本台湾修学旅行支援研究者ネットワーク」(SNET台湾、東京)と共同で企画された。

紹介するのは国立台湾博物館(台北市)、国立故宮博物院(台北市、嘉義県)、国立人権博物館(新北市)、国立中正紀念堂(台北市)、国立台湾史前文化博物館(台東県)、国立台湾文学館(台南市)、二二八国家紀念館(台北市)、順益台湾原住民博物館(同)、衛武営国家芸術文化センター(高雄市)、国立台湾歴史博物館(台南市)の10カ所。同センターとSNET台湾それぞれのユーチューブチャンネルで、週1本ずつ配信する。

謝氏は、国立人権博物館を例に取れば、かつて権威主義体制の時代を経験し、平和的に民主化を成し遂げた台湾の貴重な歴史を知ることができると述べ、若い人々が全ての内容を吸収することはできなくても、台湾についての基本的な知識や印象を持ってもらうことができると、その成果に期待を寄せた。

24日に日本のテレビ局を見学し、「台湾駐日大使」と表示された電子看板で歓迎された写真を自身のフェイスブックに投稿したことで台湾社会の関心を集めた謝氏。報道陣からこの件について尋ねられると、日本とは正式な外交関係がないため、事実上の大使館が代表処と呼ばれているのが現実で、日本人が自身を大使と呼ぶのは好意や礼儀からだと説明。「誠実で自然」であればよいと述べ、肩書や呼称にこだわらない姿勢を強調した。

(楊明珠/編集:塚越西穂)