台湾版#MeToo フェイスブック専用ページが開設 被害者の受け皿に

【社会】 2020/07/24 14:39 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾版#MeToo フェイスブック専用ページが開設=「没発声不代表没発生」のフェイスブックから

台湾版#MeToo フェイスブック専用ページが開設=「没発声不代表没発生」のフェイスブックから

(新北中央社)セクシャルハラスメントや性的暴行の被害体験を告発する「#MeToo」(ミー・トゥー)の台湾版といえるフェイスブックページ「没発声不代表没発生」(声を上げないからといって何事もなかったことにはならない)が22日に開設された。社会に問題提起すると同時に、被害者の受け皿となり、尊い命を守ることを目指す。

きっかけとなったのは、今月初め、新北市政府衛生局に勤める20代の女性職員が職場ビルから飛び降り、命を絶った事件。女性は死の直前、自身のフェイスブックで、既婚男性から性暴力を受け、長期にわたって不倫関係を強いられてきたと明かし、「死をもって真相を世に示す」とつづっていた。

女性がかつて勤務していた慈善団体によれば、女性は同団体の介護施設に通う高齢女性を元気付けるため、指にマニキュアを塗っておしゃれ心をくすぐる方法を考え出し、成果を上げていたという。

台湾版#MeTooでは、輪を広げるためとして、マニキュアを塗った手指で口元を隠した自身の写真を撮影して投稿することや、友人に参加を求めること、同ページのフレームを使用することを呼び掛けている。

台湾では2017年、塾講師からみだらな行為を迫られた実体験をもとにした小説でデビューした20代の作家、林奕含さんが自殺を遂げている。新北市政府DV・性暴力防止センターの許芝綺主任は、林さんの事件以降、性暴力関連の相談が増加したと指摘。声を上げさえすれば、専門的な法律相談やカウンセリングを受けることができるとして、勇気を持って助けを求めるよう呼び掛けている。

(黄旭昇/編集:塚越西穂)