離島・金門で牛の伝染病 ワクチン接種開始へ 台湾本島への流入防ぐ

【社会】 2020/07/14 13:13 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
ランピースキン病(LSD)に感染した牛=農業委員会提供

ランピースキン病(LSD)に感染した牛=農業委員会提供

(台北、金門中央社)牛の伝染病「ランピースキン病(LSD)」が広がりつつある離島・金門でワクチン接種が始まる見通しとなった。行政院(内閣)農業委員会の陳吉仲主任委員(閣僚)は14日、すでにワクチン1万本を調達したとラジオ番組で説明。1週間以内に届く予定で、到着次第接種を始める。陳主任委員はウイルスの台湾本島への流入を食い止める姿勢を強調した。

金門では10日に感染牛が見つかって以来、ウイルスが広がっており、一部の牧場では感染の疑いがある個体の予防的な殺処分が行われた。これを受け、同委員会の動植物防疫検疫局が13日、県内全頭へのワクチン接種を決定。今後は症状が見られる牛のみ殺処分する。

陳主任委員は、近年は中国から家畜伝染病が伝わるケースが非常に多いと指摘。LSDも中国の一部地域で発生しており、蚊やハエなどを介して中国大陸に近接する金門に伝わったとみられる。台湾本島への流入を防ぐため、金門と台湾本島間を運航する船や航空機などの消毒も強化するという。

(楊淑閔、黄慧敏/編集:楊千慧)