赤塚不二夫さん「レレレ千手観音」も 日台漫画家が描いた神仏、特別展

【社会】 2020/07/02 14:05 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
特別展「遇見神佛9号」の会場の一角。左端は台湾の漫画家、頼有賢さんの作品

特別展「遇見神佛9号」の会場の一角。左端は台湾の漫画家、頼有賢さんの作品

(新北中央社)台湾と日本の漫画家101人が描いた神や仏を展示する特別展が新北市永和区の世界宗教博物館で開催されている。日本からは手塚治虫さん、水木しげるさん、浦沢直樹さんら有名漫画家の作品が並び、赤塚不二夫さんの「天才バカボン」に登場する「レレレのおじさん」をモチーフにした千手観音の模型が台湾で初めて展示されている。

キュレーターの王彬全さんは漫画を通じて日本の仏教と台湾の多様な宗教を知ってほしいと話す。日本の漫画家による作品は、東日本大震災の被災地支援を目的に著名漫画家が描いた仏画を集めて催された巡回展で展示されたもの。一部作品は今回が初公開だという。王さんは、これらの日本の作品は仏教の教えを説くだけでなく、祈りや癒やしの効果もあるとし、現代社会に温かみを与えてくれると語った。

一方、台湾の漫画家による作品には台湾の特色や民間信仰の要素が散りばめられている。台湾の出版業界で権威を持つ「ゴールデン・トリポッド・アワード」(金鼎奨)の受賞経験がある漫画家、頼有賢さんはタイワンツキノワグマを主役に据え、龍山寺で三日月型の占い道具「ポエ」を空中に投げている様子を描いた。首にはお守りを掛けており、新型コロナウイルスの感染収束を祈願しているのだという。

陳國寧館長は、台湾と日本の漫画家による作品で人々にパワーを与えたいとし、世界の疫病が鎮まるよう願った。

特別展「遇見神佛9号-祈福漫画特展【古往今来篇】」は10月18日まで。

(黄旭昇/編集:楊千慧)