台湾、「防疫アプリ」ソースコード他国に提供 健康状態や社会的距離を管理

【社会】 2020/06/02 18:31 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
健康状態や社会的距離を管理するアプリについて説明する中央感染症指揮センターの幹部=同センター提供

健康状態や社会的距離を管理するアプリについて説明する中央感染症指揮センターの幹部=同センター提供

(台北中央社)中央感染症指揮センターは1日、新型コロナウイルス感染の第2波に備え、健康状態や社会的距離を管理するアプリの準備を整えたと明らかにした。また、陳其邁行政院副院長(副首相)によれば、これらアプリのソースコードはすでに全世界に提供されているという。

「先手」の対策で新型コロナの感染拡大を抑え込んだ台湾。海外からの入国者は14日間、外出禁止とし、入国時の検疫での関連事項の申告や期間中の健康状態の報告の手続きをデジタル化したほか、担当機関による隔離対象者の監視、管理にもIT技術を導入。対象者の隔離、管理を徹底してきた。

同センターの担当部門幹部はこれらに言及し、入国時の検疫システムの使用率は90%に上っていると紹介。入国の手続きに要する時間も大幅に短縮されるなど高い効果が得られたとした。隔離対象者の満足度も高いという。

健康状態や社会的距離を管理するアプリについては、「先を見据えた」技術だとし、正式な運用はまだ先になると説明。健康状態のアプリにはAI(人工知能)やGPS(衛星利用測位システム)が使われており、社会的距離の管理にはブルートゥース技術が導入されている。

同センターは、プライバシー保護のための規定も策定。関連情報の保存は最長28日間とし、感染予防以外での使用の禁止などが盛り込まれた。

(余暁涵、陳偉テイ、顧セン/編集:楊千慧)