台湾企業家「アジア人として助け合うべき」 日本政府にマスク100万枚寄贈

【社会】 2020/05/27 12:14 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
アンジェロ・クー氏=中華開発金控提供

アンジェロ・クー氏=中華開発金控提供

(台北中央社)日本政府にマスク100万枚を寄贈した台湾の企業家、アンジェロ・クー(辜仲瑩)氏は26日、寄贈の理由について、「ウイルスに国境はなく、台湾は我関せずではいられない」とした上で、「とりわけ日本は台湾との交流が密接であり、同じアジア人として助け合うべき」とコメントした。

辜氏が董事長(会長)を務める慈善団体、凱基社会福利慈善基金会がコメントを発表した。基金会は「新型コロナウイルスの感染拡大と戦う日本を支援できれば」としている。基金会によれば、日本に寄贈したマスクは海外で調達したものだという。

クー氏のマスク寄贈については、菅義偉官房長官が26日午前の記者会見で、「台湾の方々から我が国の新型コロナウイルス対策に対して温かいご支援を頂いていることに改めて感謝を申し上げたい」と謝意を示した。

クー氏は先日、米ニュージャージー州にもマスク100万枚を個人名義で寄贈していた。

クー氏は台湾の五大一族の一つとされる「鹿港辜家」出身で、留学や仕事で日本に居住した経験を持つ。現在は民間開発金融機関「中華開発資本」董事長なども務めている。

(編集:名切千絵)