日本統治時代官展輩出の台湾人画家に焦点 展覧会、台北で9日から

【社会】 2020/04/08 18:31 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
林玉山の「四季花鳥」=長流美術館提供

林玉山の「四季花鳥」=長流美術館提供

(台北中央社)日本統治下の台湾で開催されていた官展「台湾美術展覧会(台展)」から輩出された台湾人画家3人の作品を紹介する展覧会が9日、台北市内の長流美術館台北館で始まる。取り上げられるのは「台展三少年」と呼ばれた林玉山、陳進、郭雪湖で、それぞれの代表作を展示する。

台湾の近代美術は日本統治時代に発展を遂げたとされ、官展は大きな影響を与えた。台展は台湾初の大型の美術展覧会で、1927年から10回にわたって開催。清朝時代末期には水墨画のような画風が一般的だったが、日本の画家や西洋絵画に影響を受けた台湾人画家たちは新たなスタイルを確立させていった。

林玉山は日本画と水墨画、それぞれの良さを取り入れ、自然や生命を表現。陳進は1930年代の台湾人女性を多く描いた。郭雪湖は細かいタッチと鮮やかな色使いで、故郷への思いを豊かに描き出している。

同展は6月28日まで。

(鄭景ブン/編集:楊千慧)