陳指揮官「防疫優先」 連休中のアラート配信で観光業者に謝罪/台湾

【社会】 2020/04/06 16:38 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
中央感染症指揮センターの陳時中指揮官

中央感染症指揮センターの陳時中指揮官

(台北中央社)連休期間中の4日、混雑が生じた観光地に滞在していた人の携帯電話に向けて新型コロナウイルスの感染防止に注意を呼びかける警報を配信したことについて、中央感染症指揮センターの陳時中指揮官は6日午前の記者会見で、影響を受けた観光業者に謝罪した。一方で、感染拡大防止と経済活動の間に矛盾が生じるのであれば「防疫を優先する」との考えを示した。

台湾は連休前日の1日、他人と一定の距離を保つ「社会的距離」措置の行動指針を発表。他人との間で保つべき間隔の基準を室内では1.5メートル、屋外では1メートルと定め、基準を満たすのが難しい場所ではマスクを着用するよう求めた。

だが連休中、各地の主要観光地はごった返し、社会的距離を守らず、マスクの着用もしていない行楽客が目立った。そのため、指揮センターは4日、特に大きな混雑が生じた南部を中心とする観光地11カ所に対して警報を発令。南部・屏東県墾丁付近の観光地に行かないよう求め、その他の観光地に対しては社会的距離の確保を呼びかけた。警報の配信後、多くの観光地で混雑が解消されたが、観光業者の売上は落ち込み、不満の声が上がった。

(陳偉テイ、余暁涵/編集:名切千絵)