清明節の4連休、中・南部への旅行が人気 予約率9割超のホテルも/台湾

【社会】 2020/04/02 15:08 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
墾丁の海辺

墾丁の海辺

(台北中央社)台湾では2日から、先祖の墓参りをする「清明節」(今年は4月4日)に伴う4連休となる。新型コロナウイルスの影響を受けて多くの人が国内にとどまった結果、客足が中部や南部に向いていることが業者への取材で分かった。連休中の予約率が9割を上回る宿泊施設もあるという。

台湾有数の観光名所、日月潭(中部・南投県)の高級ホテルは連休中の予約が8~9割埋まっている。フロー‧デ‧シン(雲品温泉酒店)は、新型コロナの影響は大きくなく、予約率は4月全体でみても5割を上回るとの見通しを示している。ザ・ラルー・サンムーンレイク(日月潭涵碧樓)の史墨威総経理(社長)は、通気が良く独立した貸別荘タイプを選ぶ人が例年の2割程度アップしたと話している。

台湾の最南端・屏東県のマリンリゾート、墾丁でも、観光ホテルのシーザーパーク(凱撒)、ハワードプラザ(福華)や旅館、個性的な民宿などがいずれも予約率8割~9割5分と好調。同地の観光客数は近年減少傾向にあるが、墾丁国家公園を所管する墾丁国家公園管理処は、これを転機と捉え、環境整備や美化に努めたほか、飲食店に明朗会計を求めて客とのトラブルを回避するなど、さまざまな取り組みを行ってきた。現在は地元の人々と共同で企画したエコツアーが人気で、30以上のコースが用意されているという。

一方で、新型肺炎の影響を受け、客足が若干遠のいた景勝地もある。桜の名所として知られる阿里山森林遊楽区(南部・嘉義県)では、毎年恒例のフラワーフェスティバルが4月10日まで開催されているが、地元の旅館連誼会(連合会)によると、全ての宿泊施設が満室となる例年と比べ、今年は連休中の予約率が7~8割程度にとどまる。団体客が大幅に減少し、その分、マイカー利用客が目立っているという。

(編集:塚越西穂)