台湾茶の成分が新型コロナの増殖抑制に有効な可能性 中医学チームが発表

【社会】 2020/03/27 19:41 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾のお茶=資料写真

台湾のお茶=資料写真

(台北中央社)嘉義長庚紀念医院の中医学チームは、台湾産茶葉に含まれるポリフェノールの一種「テアフラビン」に新型コロナウイルスの増殖を抑える効果がある可能性を発見した。同病院が27日までに発表した。研究成果は、医学誌Journal of Medical Virologyに掲載された。

同病院が発表した報道資料によると、発見したのは中医学科の呉清源主任率いるチーム。コンピューターによる高速情報処理を用い、台湾の植物の中で新型コロナウイルス感染症の治療に有用な薬物を調べたところ、台湾茶中のテアフラビンがRNA依存性RNAポリメラーゼと結合し、ウイルス増殖を抑制すると同時に、活性を阻害することが分かったという。

新型コロナウイルスの治療効果が期待されているエボラ出血熱の治療薬「レムデシビル」はウイルスのRNAポリメラーゼを阻害するとされており、テアフラビンも同様の効果を有すると呉主任は説明した。

呉主任は、今回の発見はコンピューターによる演算処理の結果に留まるものであり、その効果についてはさらなる実験により検証する必要があると強調した。

(蔡智明/編集:名切千絵)