日台韓の女性史伝える写真展 日本統治時代の画家ら13人を紹介/台湾

【社会】 2020/03/07 17:51 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台北市内で開催中の写真展「女史無国界Unbounded Herstory」=婦女救援基金会提供

台北市内で開催中の写真展「女史無国界Unbounded Herstory」=婦女救援基金会提供

(台北中央社)男性社会とされる台湾や日本、韓国で自らの世界を切り開いてきた女性13人の姿を伝える、女性写真家・簡扶育さんの写真展「女史無国界Unbounded Herstory」(仮訳:女性史に国境はない)が、台北市内で開催されている。

簡さんは、台湾がまだ戒厳令下にあった1980年代初め、当時創刊された女性誌のカメラマンを務めて以来、女性問題に関心を寄せ続けてきた。同展は1998年の初開催で大きな反響を呼び、以来22年間各地で巡回展が続けられている。

同展で取り上げられている台湾の人物は、日本統治時代に生まれ、台湾人女性として初の帝展(現・日展)入選を果たした画家の陳進さんや、台湾語と日本語が主流だった戦後間もない台湾で率先して中国語を習得し、中国語で記事を書く初の女性記者となった姚敏センさんら7人。(セン=王へんに宣)

日本からは、前衛芸術家の草間彌生さん、建築家の長谷川逸子さん、漫画家・声楽家の池田理代子さんの3人が、韓国からは、1980年に軍が市民を弾圧した光州事件をきかっけに政治家としての道を歩み始めたアン・ソンレさんら3人が紹介された。簡さんは、これらの女性の生き方が次世代の手本になるだろうと話している。

台湾初の慰安婦記念館「阿マ(おばあちゃん)の家 平和と女性人権館」で6月7日まで開催される。月・火曜休館。(マ=女へんに麼)

(呉欣紜/編集:塚越西穂)