大甲媽祖巡行、延期決まる=台湾最大の宗教行事 新型コロナ影響

【社会】 2020/02/27 15:19 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
昨年の「大甲媽祖巡行」

昨年の「大甲媽祖巡行」

(台中中央社)新型コロナウイルスの感染が拡大する中、開催を巡り物議を醸していた台湾最大規模の宗教行事「大甲媽祖巡行」の延期が決まった。同行事を執り行う中部・台中市大甲の媽祖廟「鎮瀾宮」が27日発表した。当初は規模を縮小した上で決行する方針を示していたが、各方面から意見を聞いた結果、延期を決めたと説明している。

大甲媽祖巡行は、台湾で広く信仰されている航海の守護神「媽祖」を乗せた神輿(みこし)が中部や南部計4県市を9日間をかけて練り歩く行事。途中、100カ所を超える寺廟に立ち寄り、走行距離は340キロに上る。台中市政府文化局の資料によれば、参加人数は期間中延べ100万人を超えるという。今年は3月19日に出発する予定だったが、多くの人が集まる行事であり、ウイルス感染のリスクが高いとして、中止や延期を求める声が市民や医師などから上がっていた。

廟の責任者は延期後の開催日程について、旧暦9月9日(今年は10月25日)までの間ならいつでも可能だと述べた。

(趙麗妍/編集:名切千絵)