台湾の小中高、2週間遅れで新学期開始 感染対策を徹底 新型コロナ

【社会】 2020/02/25 18:28 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
マスクを着用して登校する児童と保護者たち

マスクを着用して登校する児童と保護者たち

(台北中央社)台湾の高校以下の各学校で25日、2週間遅れで新学期が始まった。新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、始業日が繰り下げられていた。各学校では始業を前に消毒を行ったほか、登校した児童・生徒全員に検温を実施するなど対策を徹底している。

教育部(教育省)は新学期開始を前に、額で検温できる非接触式体温計2万5000本や消毒用アルコール8万4000リットル、マスク645万枚を購入。各学校や私立幼稚園、学習塾、放課後児童クラブなどに順次配布している。

教育部は保護者に対し、登校前に児童・生徒に検温を行うよう推奨。耳での測定で38度、額で37.5度以上、または呼吸器系の症状がある場合、学校に自主的に通知した上で、登校させないよう求めている。記録上、欠席扱いにはしない。

中央感染症指揮センターが各学校を対象にまとめた防疫措置では、教師が自発的に児童・生徒の健康状態を確認するほか、児童・生徒がよく触れる場所の定期的な消毒、教室内の換気を行うことなどを推奨。登校した児童・生徒や教職員に発熱や呼吸器系の症状が出た場合、マスクを着用させた上で、帰宅時まで区切られた空間で待機させるよう指導している。

また、高校以下の各学校では、教員か生徒1人の感染が確認されれば当該クラスを学級閉鎖とし、校内で14日以内に2人以上の感染者が出た場合、休校とする措置も決められた。

感染防止対策には、保護者からも支援が寄せられている。台北市の龍安小には保護者会会長から検温用にサーモグラフィーが提供された。同市の敦化小では、医療系の専門知識を持つ保護者がボランティアとして加わり、体調不良を訴える児童の医療機関受診に協力するという。

(陳至中、陳怡セン/編集:名切千絵)