マスク購入実名制始まる 薬局の前には行列 在庫検索サイトも登場/台湾

【社会】 2020/02/06 14:12 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
薬局の前にできる、マスクを求める客の長い列

薬局の前にできる、マスクを求める客の長い列

(台北中央社)マスク購入の実名制が6日、始まった。購入には国民健康保険(健保)カードが必要になり、カードに記載されているIDナンバーによって購入できる曜日を統制。1人当たりの購入数も制限する。販売が始まった各地の健保特約薬局の前には長い行列が出現した。

値段は1枚5台湾元(約18円)で、購入数は7日間に1人2枚までとされる。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、需要が高まっているマスクを必要な人に公平に行き渡らせるための措置。南部・高雄市の薬局で行列の先頭に並んでいた男性は、半月ほどマスクを切らしていたと話し、「やっと買えた」と笑顔を見せた。

秩序維持のため、各薬局では工夫が凝らされた。並んでいる人に整理券を配布しながら、小銭を準備しておくよう呼び掛ける薬局や、一度に中に入れる人数を制限する薬局が見られた。一方、南部・台南市の薬局では、購入者の健保カードを登録するシステムがスムーズに動かず、待たされた客がイラついた様子を見せる場面もあった。

販売している薬局の場所や各店舗の在庫状況をインターネットで調べられる仕組みも登場している。デジタル担当の唐鳳行政院政務委員(無任所大臣に相当)は6日、自身のフェイスブックを更新し、複数のシステムをまとめて公開。民間と衛生福利部(保健省)中央健康保険署の協力の成果だとしており、地図上で見られるものや、自動会話プログラムで必要な情報が得られるものなど、さまざまなタイプがある。

唐氏は、「マスクが必要な人」に優先的に情報が伝わるよう願う姿勢を強調した。

(葉臻、張栄祥、楊思瑞、程啓峰、陳偉テイ、顧セン/編集:楊千慧)