中国・香港・マカオ停泊のクルーズ船、台湾は寄港拒否へ 新型肺炎

【社会】 2020/02/05 19:39 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
クルーズ船「ワールド・ドリーム」=2月4日、高雄港

クルーズ船「ワールド・ドリーム」=2月4日、高雄港

(台北中央社)中央感染症指揮センターは4日夜、クルーズ船観光による新型コロナウイルスの感染拡大の防止策として、過去14日以内に中国本土、香港、マカオに停泊したクルーズ船の寄港を認めないことを決定したと発表した。また、過去28日間に乗客から感染者が確認されたり、感染の疑いがある人を乗せていたりした船についても、台湾への寄港を拒否する方針。

ドリーム・クルーズ(香港)が運航するクルーズ船「ワールド・ドリーム」は2日、香港を出発。1871人の乗客を乗せ、3日に台湾北部・基隆港に到着、乗客は下船した。同社はこの日、同船を1月下旬に利用していた乗客から中国人3人の感染者が見つかったと発表。4日に同船が南部・高雄港に到着した際には、乗客の下船を拒否する措置が取られた。

港湾を運営する台湾港務は5日、同船が基隆に寄港した際、衛生福利部(保健省)疾病管制署が乗客全員に対し検査を実施し、発熱していなかったことを確認の上、下船を認めたと説明。経過観察期間の14日を過ぎていなかった乗客1人の下船は拒否したという。

また、4日に高雄に到着した別のクルーズ船「ウエステルダム」で、中国への渡航歴なしで症状が見られた38人の乗客に対し、船へ戻るよう求めた。

横浜沖に停泊し検疫を受けていた「ダイヤモンド・プリンセス」の運営会社は、5日に確認された10人の感染者の中に台湾人はいないと明らかにした。同船の乗客に台湾人は20人いるとの情報がある。

(陳偉テイ、汪淑芬、余暁涵、楊明珠/編集:楊千慧)