帰国した台湾人1人の感染確認 指揮官の涙に20万人以上がエール

【社会】 2020/02/05 14:51 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
記者会見で涙を拭う陳衛生福利部長(左)

記者会見で涙を拭う陳衛生福利部長(左)

(台北中央社)新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大する中国湖北省武漢からチャーター機で帰国した台湾人のうち、1人の感染が確認された。中央感染症指揮センターが4日夜の記者会見で発表した。この患者は帰国後の検疫時にすでに発熱があり、医療機関に運ばれて隔離状態で入院している。肺の状態は比較的軽症で、熱も引いたという。台湾で確認された感染者は11人になった。

チャーター機第1便は3日深夜に桃園国際空港に到着し、台湾人247人が帰国した。このうち3人に発熱や喉の違和感などの症状があり、入院した。

▽指揮センター指揮官が涙 20万人以上が「いいね!」で応援

記者会見では、同センターの指揮官を務める陳時中衛生福利部長(保健相)が説明の途中で声を詰まらせてマイクを別の登壇者に渡したり、涙を拭ったりする場面もあった。陳部長は台湾の感染者数が1人増加したことについて、「患者の数が増えてほしくはない。だが、逆に考えると『命を救うことができる』」と述べ、患者の健康回復を支援するためにできる限り努力する姿勢を示した。

衛生福利部は4日夜、陳部長や指揮センターの職員へのメッセージを募集する文章をフェイスブックに投稿。5日午後2時40分現在、この投稿には、賛同を示す「いいね!」が23万件以上、コメントが9万件以上寄せられている。コメントの多くは感謝や応援の気持ちを伝える内容となっている。

(陳偉テイ、許秩維/編集:名切千絵)