台湾、自宅隔離者の遠隔監視を強化 接触者や渡航歴ありなど2000人超

【社会】 2020/01/29 14:27 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
桃園国際空港に掲示されている肺炎への注意を呼び掛けるポスター

桃園国際空港に掲示されている肺炎への注意を呼び掛けるポスター

(台北中央社)中国の湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、台湾では28日、国内で感染した初の患者が確認された。中央感染症指揮センターの指揮を執る陳時中・衛生福利部長(保健相)は同日夜の緊急記者会見で、自宅で隔離としている2000人超への遠隔監視を強化する方針を明らかにした。

この2000人超には、感染が確認された患者との接触者や湖北省への渡航歴があるが、症状が出ていない人などが含まれており、同センターはこれらの人々に自宅での待機を要請している。期間は14日間。

陳部長は、対象者全員に携帯電話を配布し、毎日連絡を取る方針を示した。テレビ電話を活用するほか、GPS(全地球測位システム)で居場所を確認する。対象者が勝手に出歩いていないか把握するのが目的で、違反者はすぐに強制隔離とし、しかるべき処分も科すという。

対象者が携帯電話を家に置いたまま外出してしまうという状況を防ぐための措置も取るとしており、警察とも連携する。29日から実施の予定で、状況によっては対象を拡大する可能性もあるとした。

国内で感染したのは、5人目の感染者である50代女性の夫。女性は20日に仕事先の武漢から帰国し、25日に発症、27日に感染が確認された。夫は妻の症状が出た翌日の26日に発症した。同センターは家庭内感染の例だとしており、台湾内で確認された感染者としては8人目となった。

(張茗喧/編集:楊千慧)