台湾で不法残留36年 日本人の男が警察に出頭 帰国を希望

【社会】 2019/11/23 15:33 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
警察に出頭した日本人の男=花蓮県警提供

警察に出頭した日本人の男=花蓮県警提供

(花蓮中央社)台湾で36年間不法残留していた日本人の男(82)が先ごろ、警察に出頭した。男は帰国を希望しており、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会が郷里の家族との連絡を試みている。

男は現在、東部・花蓮県富里の山間部で一人暮らしをしている。供述によると、採掘業関連の仕事で訪台したものの事業が軌道に乗らず経済的に困窮し、知人の女性を頼って現在地で暮らし始めた。生活費は、臨時労働などをして得ていたという。知人の女性が2年前に死去し、家屋を相続した女性の娘を介して男の存在が明らかになった。同件を受理した花蓮県警察局玉里分局東里派出所の調べで、男性が1983年に観光ビザで入境したことが分かっている。

同件を引き継いだ内政部(内務省)移民署花蓮専勤隊の陳文良副隊長が中央社の記者に語ったところによると、男は入境時に指紋や写真を残しておらず、身分証明となる書類もないため、身元確認の手掛かりは本人と家族の名前のみ。調査を経て、本籍地が静岡県伊東市で、60歳前後の息子がいることが判明しており、現在、交流協会が照会と連絡に当たっているという。

(張祈花/編集:塚越西穂)