斎場にコンビニ開設 “限定商品”はアヒルの卵と白ごはん/台湾

【社会】 2019/11/09 17:54 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
コンビニで販売されるアヒルの卵=花蓮市公所(役所)提供

コンビニで販売されるアヒルの卵=花蓮市公所(役所)提供

(花蓮中央社)東部・花蓮市の市営斎場の敷地内に設けられたコンビニエンスストアが8日、正式オープンした。特殊な場所柄、「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」など、再訪を期待するようなあいさつは一切なし。コーヒーや軽食などのほかにも、アヒルの卵と白いごはんなど、他では見られない珍しい商品を特別に販売している。

アヒルの卵と白いごはんは、死者が冥土に赴く途中で空腹にさいなまれることがないよう、箸一膳を添えて霊前に供える台湾の風習に沿ったもの。利用者の便宜を図って取り入れられた。

同日視察に訪れた魏嘉賢市長によると、最も近い商店でも1キロ離れている上、前方の道路は交通量が多く、以前、買い物のために外出した遺族が交通事故に巻き込まれたケースもあったという。このため市には、コンビニ開設を望む声が利用者から多く寄せられていた。店長は、正式開業を前に試験的に営業開始したところ、大好評だったため、営業時間を延長して対応していたと顔をほころばせている。

(張祈/編集:塚越西穂)