台湾の漆芸家、画家が入選 改組新日展、東京で開幕

【社会】 2019/11/02 15:47 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
自身の作品を見つめる彭坤炎氏

自身の作品を見つめる彭坤炎氏

(東京中央社)改組新第6回日本美術展覧会(日展)が1日、東京で開幕した。台湾からは、漆芸家、彭坤炎氏の作品「南島風光」が第4科(工芸美術)に、画家、周天龍氏の油絵「シルクロード物語」が第2科(洋画)に入選している。台湾人アーティストの工芸美術部門入選は初めて。

彭氏は1958年生まれ。日本漆工協会が毎年明治神宮で開催する「日本文化を担う・漆の美展」に1997年から出展しており、受賞回数は5回。今年2月には最高賞の「農林水産大臣賞」に輝いた。

開幕当日、中央社の取材に応じた彭氏は、これまで毎年日展を見ては、作品の素晴らしさに強い衝撃を受けていたと明かし、自分の作品が展示されたらこの上もない栄誉だと思っていたと喜びを示した。入選作については、日本人がイメージする南の島、台湾の四季折々の美しさや豊かさ、文化などを伝えたかったと説明。造形に起伏を持たせ、中央山脈や日月潭、海などを表現したと紹介した。

洋画部門の入選者、周氏は1933年生まれ。日展の前身となる文部省美術展覧会(文展)、帝国美術院展覧会(帝展)時代から数えると、同部門に入選した台湾人画家としては7人目となる。

同展は国立新美術館(港区)で24日まで開催。

(楊明珠/編集:塚越西穂)