台湾の高校・高専生、8割弱が「自分は台湾人」=公共テレビ調査

【社会】 2019/10/10 16:39 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾の高校・高専生、8割弱が「自分は台湾人」=資料写真

台湾の高校・高専生、8割弱が「自分は台湾人」=資料写真

(台北中央社)台湾の公共放送、公共テレビ(公視)の青少年向け番組「青春発言人」が台湾の高校・高専生を対象に実施した国民意識に関する調査で、回答者の8割近くが自分を「台湾人」だと考えていることが分かった。青少年を対象に一定の規模で国民意識調査が行われるのは初めて。

調査は政治大選挙研究センターに委託し、今年6月21日から7月14日までアンケート形式で実施。雪だるま式に標本を抽出する方法で、調査に協力した高校教員を通じて回答用紙を配布したほか、インターネット上でも回答を募った。有効回答数は計2223件だった。

自身の国民意識に関する問いでは、「台湾人」と答えた人が78.7%に上った。「中国人」は0.8%、「どちらとも」が20.1%だった。「われわれの国家」と言う場合に指す対象を尋ねたところ、「台湾」が91.3%に達した。「中華民国」は2.7%に留まった。「大陸と台湾」は3.4%だった。長期的に両岸(台湾と中国)関係を考えた場合に最も良い状況を問う設問では「現状維持、将来的には独立に向かう」が最多の40.3%を占めた。次いで「現状維持、状況次第で独立か統一か決める」(25.2%)、「永遠に現状維持」(14.0%)となった。

この結果に対し、邱威傑台北市議(無所属)は、台湾が正確な道に向かって進んでいることの表れだと指摘。徐巧芯市議(国民党)は、中華民国を支持する人はそもそも台湾人でも中国人でも、あるいはそのどちらでもありえるとし、「中華民国派」は中華民国に対する若者のアイデンティティーをより寛容な角度から勝ち取っていくべきだと主張した。

(陳秉弘/編集:名切千絵)